めぞん一刻

めぞん一刻を語る㉚:潜在意識と顕在意識(1)

めぞん一刻の心理学的的アプローチ。五代君の響子さんが大好きという潜在意識が、この漫画の重要なエンジンだ。無意識に存在する響子さんラブフォーエバー潜在意識が色々な顕在意識行動として顕れ面白くさせるのだ。
原尞

原尞のハードボイルド

原尞が死んだ。少し前だ。寡作の小説家の主人公は探偵沢崎。彼にもう会えないのは、悲しい。独りであることを矜持として持っている。皮肉屋で自分を卑下することに長けているが、譲れない正義感と優しさの塊である。
アクション映画

橋本環奈とバイオレンスアクション

マンガ『バイオレンスアクション』は、橋本環奈で主人公のゆるふわ少女ヒットマン映画になるのであった。まさに、原作を具現化できるキャラは彼女しかいないだろう。面白くなること、間違いなし。
柳沢きみお

流行唄ー柳沢きみお論(3)

柳沢きみおの漫画「流行唄」。音楽業界の世界に生きる男の物語だ。華やかな業界に君臨する男の人生に対する思いや死への恐怖や、色々なことが織り交ざる漫画になっている。
僕と君の大切な話

僕と君の大切な話

ろびこ作品の「僕と君の大切な話」。この漫画をトーキング・ラブコメディと言う人がいる。その通り。素晴らしくキャッチ―な表現だ。高校生たちの会話が面白過ぎて、少女漫画の中では、かなりのレベチに。一読あれ。
めぞん一刻

めぞん一刻を語る㉙:生まれるという不思議

生まれてきたことをマイナスに考えるか、プラスに考えるか。可能なら、プラスに考えられる時代でそういう気持ちの自分でいたいと思うと、実は、メゾン一刻は言っているような気がしてきたのであった。
中崎タツヤ

もたない男:中崎タツヤ

かなり前から、断捨離を完全にしていた漫画家がいた。中崎タツヤ。彼のエッセイ『もたない男』は究極のミニマリストであり、勉強になりますぜ。彼の作品『じみへん』も面白い。第20回手塚治虫文化賞短編部門受賞。
柳沢きみお

男の自画像ー柳沢きみお論(2)

男の自画像。野球に賭ける並木の人生は、かっこいい。傷ついた男の矜持がそこにある。心に残ったおのれの夢にひたすら賭ける男の姿が結構感動させられる。柳沢きみお、やるね。きみおの漫画は今もイイ!
めぞん一刻

めぞん一刻を語る㉘:キャバレー・ストーリー

高橋留美子先生が良く書いたなって思うのは、五代君が就職できずに務めるバイト先のキャバレーの話。コメディ漫画で珍しいし、面白い。彼女の目線は温かく、優しい。メゾン一刻が素晴らしいのは、誰に対しても社会に対しても、平等に公平だからだろうか?
酒とハードボイルド

酒とハードボイルド

酒は一瞬の慰めはしてくれるが、有効絶対なものではないのだ。だが、ハードボイルド小説には酒は欠かせない。探偵はバーにいる。
エド・ハリス

ジャクソン・ポロック ハードボイルド

アメリカ抽象画の頂点。 1940年代のニューヨークで評価され、後のポップアートの元祖となった画家ジャクソン・ポロック。キャンバスを直接床の上に置き、絵の具を付けた筆や棒を塗布する事なく、垂らしつけることでイメージを形造っていく技法を作った。
エッセイ

村上春樹ライフスタイル

流行りものを真似する。小説の中の主人公の生活を真似て再現し、自分のものにしていく。特に、村上春樹のようななんとなくスタイリッシュなものを真似る人も多いだろう。しかし、あのセリフは真似できるかな?クールを超えているね。
めぞん一刻

めぞん一刻を語る㉗:義父の心に残る言の葉

めぞん一刻はコメディ漫画であるが、結構、さりげなく、深いことを教えてくれる。「死と生」や「生きていく幸せ」の意味についても。惣一郎さんの義父と響子さんの関係性の中にも、教えられることは多い。
めぞん一刻

めぞん一刻を語る㉖:白無垢姿の響子さん

『めぞん一刻』の最終話は、『P.S.一刻館』だったね。響子さんの白無垢姿が、とても、綺麗でした。
パチンコ

1円パチンコオジサン、古巣に戻る

リメンバー。オジサンは令和になった今年の連休明けから、パチンコさんとは別れたのでありました。そして、クリスマスの後あたりに、オジサンはぶらっと、いつもの街に戻ってきました。これは、そのオジサンのパチンコ随想的エッセイ風の日記なのだよ。
アクション映画

ザ・ファブル

映画ファブルの昔話。漫画ファブルも。主役の岡田准一のアクションはキレキレ。コメディも最高。女優二人も良いよ。コメディアンヌの木村文乃と変顔の山本美月。ヤクザたち俳優も良かったぞ。安田顕、柳楽優弥、向井理、光石研。おまけは、お笑い芸人ジャッカル富岡を宮川大輔。
めぞん一刻

めぞん一刻を語る㉕:ツイていないことは幸せの始まりか?

めぞん一刻の面白さの1つに挙げられるのは、五代君の「ツキのなさ」のヘビーローテーションかもしれませんね。このツキのなさについて、考えてみたりして。ツイていないことは、実は幸せの始まりかもしれないし、ツキのある流れへの入り口かも。
イ・ソンギュン

韓国俳優イ・ソンギュンさん死去

韓国映画・ドラマで活躍していたイ・ソンギュンが自死した。驚いたし、喪ったことが悲しい。クライム・サスペンスの作品での彼のソフトボイルドなハードボイルドさが今までの俳優達にはなかった魅力。これから幾らでも面白い作品を僕らに見せてくれるはずだったのに、ショック。彼の作品を観て冥福を祈ろう。